# 条件コホート
条件コホートは主に、ユーザーの行動に基づいてユーザーセグメンテーションシナリオを選択するために使用されます。システムですでに作成されているデータを使用し、簡単な構成操作でコホートを作成できます。
# 条件タイプ
条件コホートの条件タイプは次のとおりです。
分類 | 条件タイプ | 説明 |
---|---|---|
ユーザー行動類 | 参加あり | 指定された時間範囲内で、指定されたイベントを実行した |
参加なし | 指定された時間範囲内に、指定されたイベントを実行していなかった | |
順次実行 | 指定された時間で順番に一連の指定されたイベント実行した | |
順次未実行 | 指定された時間で一連の指定されたイベント実行していなかった。または指定されたイベントを実行していなく、もしくは順序が正しくない場合は一致としてカウントされる。 | |
ユーザープロパティ類 | プロパティが条件を満たす | ユーザーの指定されたプロパティが構成条件を満たしているか、または満たしていない |
コホート条件は、複数の条件の論理式を使用して組み合わせることができます。実際の組み合わせでは、下図のように、同じカテゴリの条件を「and」または「or」で接続し、次に2つのカテゴリの論理結果を「and」または「or」で接続します。
# 「順次実行」条件
「順次実行」/「順次未実行」の条件は比較的複雑で、一連のユーザーの発生モード (順序、間隔、同値プロパティなど) を定義し、ユーザーの条件タイプ絞り込みます。イベントを指定し、以下のように設定します。
定義項目 | 説明 |
---|---|
ステップイベント |
|
時間範囲 | シーケンス内のすべてのステップイベントは、選択した時間範囲内で発生する必要があります。これはファネル分析の最初のステップが発生する時間範囲とは異なることに注意してください。 |
関連プロパティ | 該当プロパティはシーケンスの中で全てのイベントが含まれ、プロパティ値は空でなく同じだということが必要です。ここでのすべてのイベントには、連続するステップイベントとステップ間で実行していないイベントが含まれることに注意してください。 |
タイムウィンドウ |
|
ステップ間で未実行 | 2つのイベントの間に発生しては行けないイベントです。ユーザーがステップイベントの間にこのイベントを実行した場合、定義されたパターンに準拠していないと見なされます。 |
特殊ケース:
- シーケンス内の隣接するステップでまったく同じイベントを選択すると、少なくとも2回連続して発生したと見なされます。
例:ユーザー登録 - ユーザーが報酬を受け取る - ユーザーが報酬を受け取る - ユーザー課金;このような4ステップモデルでは、ステップ2と3のイベントはまったく同じです。実際の判断方法は、「ユーザー登録」から「ユーザー決済」までの間に「ユーザーが報酬を受け取る」という出来事が2回以上あることです。
- シーケンス内の隣接するステップでイベントと、このイベントを使用して定義された仮想イベントを選択すると、イベントが少なくとも2回連続して発生する必要があると見なされ、1つがイベントと見なされ、もう1つが仮想イベントと見なされます。
例: ユーザー登録 - ユーザーが報酬を受け取る - ユーザーが報酬またはクーポンを受け取る (仮想イベント) - ユーザー課金、これらの4つのステップがあり、そのうち、ステップ2のイベント「ユーザーが報酬を受け取る」を用いてステップ3の仮想イベントを定義します。実際には、「ユーザー登録」から「ユーザー課金」までの間に「ユーザーが報酬を受け取る」という行動が2回以上あればカウントできると判断されますが、「ユーザーが報酬を受け取る」のは1回のみで、「ユーザーが報酬またはクーポンを受け取る」を実行していないのであれば、カウントされないと見なされます。
- シーケンスステップ間に設定した未実行イベントと、その前後ステップのイベントと同じ場合、そのイベントは1回しか発生しないと見なされます。
例: ユーザー登録 - ユーザーが報酬を受け取る - (未実行: ユーザーが報酬を受け取る)- ユーザー課金などの3ステップモデルで、ステップ2と3のイベントの間には、ステップ2のイベントと同じで、実行しないと定義されたイベントの「ユーザーが報酬を受け取る」があります。実際の判断としては、ユーザーが「ユーザー登録」から「ユーザー課金」までの間に「ユーザーが報酬を受け取る」イベントが2回以上ある場合はカウントしないとみなし、1回のみがカウントできるとみなします。